そもそも「石見(いわみ)」って何?

「石見」読み方は「いしみ」ではななく、「いわみ」と読む、島根県南西部の地方の呼び名です。
「石見銀山」は「いわみぎんざん」と読みます。存在するのは島根県大田市なのに、なぜ「石見」と呼ぶのでしょうか? それは、古い歴史の中にありました…

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石見(いわみ)とは

「石見(いわみ)」は単純に言うと昔の島根県南西部の地方の名称です。
石見のいわれを調べていくと、時代は奈良にさかのぼります。
「律令制(りつりょうせい)」という、主に古代東アジアで見られた中央集権的な統治制度に基づいて設置された日本での地方行政区分のことを、「令制国(りょうせいこく)」といいますが、この「令制国」が、奈良時代から明治初期まで日本の地理的区分の基本単位だったそうです。そのときにあった国の一つが「石見国(いわみのくに)」です。
この島根県南西部の旧国名、「石見(いわみ」の別称で、「石州(せきしゅう)」という名称もあります。

石見生まれのものたち

あなたも耳にしたことはありませんか?
「石見神楽(いわみかぐら)」
「石州和紙(せきしゅうわし)」
「石州瓦(せきしゅうがわら)」
「石見焼(いわみやき)」…
これらはすべてこの地方に古くから歴史を刻み続けているものであるため、現在も受継がれてこのように呼ばれ、石見地方の代表として親しまれています。
2007年7月に日本で14番目に登録された世界遺産、「石見銀山遺跡とその文化的景観」。
石見地方にはたくさんの自然があふれ、穏かな人々が暮らす、まさに誰にとっても不思議と心和む懐かしい場所、そんなところです。
石見銀山のある島根県大田市で、石見国の歴史と自然を今も静かに感じてください。