宗岡家の初代弥右衛門は、戦国大名毛利氏のもとで石見銀山の諸運上を徴収する役人を務めた。その後、大久保長安に見出され、銀山付地役人として銀山の支配にあたったほか、1603(慶長8)年には佐渡に派遣され、「佐渡金銀山」の開発にかかわった。その功績により、伏見城の徳川家康に呼ばれ、「佐渡」という官途名と、吉岡隼人とともに辻が花染銀杏紋胴服を拝領した(非公開)。
※令和3年度以降、NPO法人石見銀山資料館が、大田市より「重要文化財熊谷家住宅」、「代官所地役人旧河島家」、「武家屋敷宗岡家」の指定管理事業者に指定されました。宗岡家住宅は、NPO法人石見銀山資料館により、宿泊施設として運営されています。
※宿泊予約は10日前まで可能。それ以降は個別相談。